株式会社はてなに入社しました
ブログをはじめましたid:masayoshiです。
2016年4月1日に株式会社はてなに新卒枠で入社しました。職種はWebオペレーションエンジニア職です。なんかサーバとかネットワークをいじる職種です。詳しく知りたい人は以下の本が全体的な雰囲気をつかめてオススメです。
ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: John Allspaw,Jesse Robbins,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/05/14
- メディア: 大型本
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同期が優秀な人しか居なくて、インターン生だったり、既にアルバイトとして働いている方だったり、アメリカから半年前入社に成功している猫だったりで、「このままだと殺される」と感じたので、3月の下旬からアルバイトとして入って、ほとんど研修ですが、実質2週間ぐらい仕事をしていた感じです。
何か長くなったので、上の方に目標でも書いておきます。
- 試用期間中にクビにならないこと
- Webサービスを支えられる技術を身につけること
- 会社を支えられるようになること
"会社を支えられるようになる"というのは、別に技術とかそういう話だけではなくて、社内で困っている人の相談に乗るとか、そういうのも含めてです。ココらへん目標とかは別のエントリにしっかり書きたいと思います。
以下は見たい人用
- はてなの印象
- 2週間でやったこと
- 新卒力
はてなの印象
まぁ一日目で雰囲気ってなんだという気もしますが、↑に書いたようにアルバイト期間も含めての印象ってことで。
一言でいうと「技術を大切にしている会社だな」と思いました。
会話してて、アプリケーションエンジニアやWebオペレーションエンジニアは当然として、その他の方たちもエンジニアっぽく感じることが多いです。
「何か人には簡単に真似できないような技術ですごい事するすごい人」という雑な上に個人的な”エンジニア”の定義だと、一般的なエンジニアだけではなく、営業、人事、総務なども含んで"エンジニア"かなっと思った。
そういう意味で全員”エンジニア”な会社だなーというのが現在の印象です。
2週間でやったこと
- 研修
- 技術的なアウトプットの準備
- 会社用PCのセットアップ
研修
バイト期間中に研修をやっていました(今は社員用の研修をやってます)。はてな研修用教科書に沿ってPerlとかJavaScriptとか頑張るやつです。(同期は既にインターンやアルバイト期間に終了している..)
私は研究室でアルティメット雑なC言語やPythonのクソコードを時々書いてただけなので、Webアプリケーションや他人に見られるコードの書き方を全く知らない状態からのスタートです。
とにかくすごいと感じたのがレビューで、アプリケーションエンジニアなのかWebオペレーションエンジニアなのかミニ四駆レーサーなのかわからない社員の方が、自分の仕事をこなしつつ、私のクソコードを丁寧にレビューし、初心者丸出しの質問に的確に答えつつ、定時か定時1時間以内に仕事を終わらせ、ミニ四駆やアニメ映画を見にいっていることです。
あんな感じに他人のコードをさっと見てレビューしたり、サンプルコードとかパッと提示できるあたりにプロを感じた。
Webオペレーションエンジニアはアプリケーションエンジニアに比べたらコーディング量は多くないものの、コーディングはするしミドルウェアのソースコードを読むことも多いので、プログラミング修行の必要性を感じられてよい。
その社員の影響ということは全く無いですが、私もミニ四駆を買いました!
技術的なアウトプットの準備
はてなはエンジニアが技術的なアウトプットすることを非常に推していて、私もアウトプットしたいなと思ってたので、簡単な内容からちょくちょくアウトプットしていこうかと思います。
インフラ系エンジニアの人はご存知の方も多いかもしれませんが、はてなのWebオペレーションエンジニアにはアウトプット魔神のような社員がいて、毎週「いつ記事を書くのか。今でしょ」的なプッシュをされるので早めにやっていきたいです。
会社用PCのセットアップ
はてなでは、業務で使用するPCを個人で選択できます。大体MacBookが多いです。
私は、家のノートPCはMacBookとX220を使用していますが、先日大学の色々が終わったので、OSXを"El Capitan"にアップデートしたら色々疲弊したのと、有線LANが変換コネクタなど無しで使いたかったので、X260にしました。
最初は業務用なので「DebianとかUbuntuでいいかな?」と思っていました。
安定していたほうがいいし、情報量も多いほうがいいと考えたからです。
しかし、CPUが新しいので、Linuxカーネルがほぼ最新(4.4以降)でないと動かない関係で
といった感じなので、脳みそがユルユルになり、ArchLinuxをいれることにしました。
ArchLinuxを入れた理由は、普段使っているので慣れていることと、最新を追っている割には情報量が多いことです。
例えばUbuntuは情報量が多いですが、あくまでstableの情報が多く、testやunstableの情報量はさほど多くないです。
それに比べ、ArchLinuxはローリングリリースなので、ArchLinuxの情報は全て最新に近い情報が手に入ります。(X260の情報も既にあります。Lenovo Thinkpad X260 - ArchWiki)
業務用のPCなので、ディスクの暗号化とかをする必要があり、dm-cryptをCUIで操作しディスク暗号化をしたのは始めてだったので勉強になりました。(そのうち記事にしようかと思います)
新卒力について
ここからは意識が低いお話
上で書いたように、同期はアルバイトやインターン生だったので、私が一番フレッシュ感あふれて新卒力で殴っていけるのではないか?と考え、フレッシュ感を推してキャラ付けし、新しい会社に馴染んでいこうという計画を3月31日に思いついた。
結果としては、「全然フレッシュ感が無い」と言われてしまった。
研修でも振り返りは大事ということだったので、何がいけなかったのか振り返ってみる。
- 始業3分前に出社
- 「2016年には一般家庭でもvmstatを叩いている」
- 「フレッシュ感という状態を持たない新卒は、スケールアウトが容易」
- 自己紹介スライドを作らないうえに、発表内容もその場で考える
初めに3分前出社。4月1日の私は「学生気分が抜けきれてなくて新卒感ある」という主張をしていたが、どう考えても緊張しながら絶対に遅刻しないように始業30分前にはいる方が新卒力が高い。だが、私が出社した1分後に出社してきた1年前からアルバイトしている入社同期氏のほうが新卒っぽいと言われていたので、出社時刻が決定的新卒力の差ではないことがわかった。
2つ目の発言はランチのときの発言。今見直すと何いってんのこいつ?感しかない。確か風が吹けば桶屋が儲かる理論で「一般家庭にもNASがある時代」「NASがあるとvmstatを叩く」みたいな流れで誤った推論をしまくった結果出た発言で、MySQLに詳しい社員とFreeBSD使いの社員がなにいってんのこいつ?みたいな顔してた。でも詳細はよくわからないが、隣の席で「人間ドックではなく人間Docker」みたいなよくわからなそうな話も出てたし許容範囲な発言の気がする。少なくても新卒力を高める感じはしない。
3つ目は新入社員歓迎会のときの2分前出社同期氏との会話で出た発言。全くコンテキストを覚えてないから分からないが、私は素面で同期は酒が入っていたので、よった勢いという言い訳もできない。
4つ目は3分ぐらいの自己紹介があるので準備しといてね的なことを言われ、中途採用の方や他の同期がスライドを用意している中、全く用意していなかったので、その場で考えて発表してしまった。2分前出社同期氏もスライドを用意していなかったが、発表時にスマホを片手にあたかも原稿があるかのように見せて発表していた。
全体として、落ち着きがありすぎる(緊張感がない)ということが新卒力、フレッシュ感のなさに繋がっていそうというご意見を頂いた。
これは"はてなという会社の文化"に自然に入れたからということな気がしないでもないので、結果的に良かったということにしておこう。
長々と書きましたが、これから色々頑張ります!